「やっぱり視聴者も違和感を覚えますよね……」

 

厳しい表情で考え込んでいた天海祐希(52)は、演出を担当していたドラマスタッフに、“シーンの変更”を提案したという。ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系)で主演を務めている天海。テレビ局関係者は言う。

 

「近年の医療ドラマといえば米倉涼子さんが主演しているテレビ朝日系の『ドクターX~外科医・大門未知子~』の視聴率が断トツです。天海さんは日本テレビの熱烈なオファーに応え、『ドクターX』の牙城に挑んでいます。脚本家の林宏司さんをはじめ、スタッフも一流ですし、天海さんも『米倉さんには負けられない』という思いがあるようです。作品づくりには妥協を許さない彼女は、自分に厳しいばかりではなく、演出などにも疑問を感じると、“ダメ出し”をするタイプですが、『トップナイフ』では、それが連発されています」

 

2月8日に放映された第5話でも、冒頭のように“演技の鬼”と化している彼女のダメ出しが炸裂したという。永山絢斗(30)演じる同僚医師が女性患者と話し込む姿をヒロインの瑤子たちが目撃するというシーンだったのだが、撮影現場に居合わせたスタッフはこう語る。

 

「もともとの演出では、永山さんたちの近くに、たまたま天海さんたちが立っているという設定でした。しかし天海さんが、『不自然なのでは』と、変更を申し入れたのです。最終的には、歩いてきて話し込む2人を偶然目撃するというシーンになりました。ワンシーン、ワンシーンに手を抜かない天海さんの真剣な様子を見て、永山さんも神妙な面持ちになっていましたし、収録現場もいい緊張感に包まれていました」

 

またほかのスタッフによれば、

 

「エンディングの出演者たちのダンスシーンも見どころの一つです。いつも鏡張りのレッスン室で、振付の先生とみっちり練習しています。宝塚で鍛えられただけあって天海さんはダンスを覚えるのも早いのです。その分、ほかの出演者にアドバイスをしたりしていますし、少しでも出演者たちのリズムがズレると、自分から『もう一回お願いしま~す』と、すぐさま撮り直しを求めているのです」

 

もちろん天海も厳しいばかりではないという。

 

「共演者やスタッフはもちろん、エキストラの人たちにも、きちんと挨拶をしています。主演クラスの女優で、そうしている人は本当に少ないのです」

 

“作品の出来は主演女優である私の責任”……、視聴率女王のプライドをかけた闘いは続いている。

 

「女性自身」2020年3月3日号 掲載

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